毘盧遮那如来を本尊とする宗派とは?真言宗・華厳宗などの違いを解説

仏像を選ぶとき、「自分に合った仏さまは誰だろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
私もかつて、密教や華厳宗という言葉すらよくわからないまま、毘盧遮那如来の仏像を手に取ろうとして悩んだ経験があります。
しかし、宗派ごとの教えや信仰対象を知ることで、仏像とのご縁がぐっと深くなることを実感しました。
この記事では、毘盧遮那如来を本尊とする宗派の特徴と違いを、やさしく、そして深く解説していきます。
目次
毘盧遮那如来を本尊とする宗派一覧
| 宗派名 | 本尊 | 特徴概要 |
|---|---|---|
| 真言宗 | 大日如来(毘盧遮那如来と同体) | 密教の中心仏。曼荼羅で中心に据えられる |
| 華厳宗 | 毘盧遮那如来 | 宇宙の真理そのもの。『華厳経』を教義の基盤とする |
| 天台宗 | 毘盧遮那如来(または阿弥陀如来など) | 顕教と密教を融合した「円教」体系 |
このように、宗派によって呼び方や強調する側面は違いますが、共通して**「宇宙の中心的存在」**として毘盧遮那如来が信仰されています。
真言宗における毘盧遮那如来(=大日如来)
特徴と位置づけ
真言宗では「大日如来」を絶対的本尊とし、これは毘盧遮那如来と同一視されます。
密教の修法では、大日如来を曼荼羅の中心に据え、「五智如来」などの仏たちを周囲に配置します。
教義との関係
- 『大日経』『金剛頂経』をもとに、大日如来の智慧を体得することを目的とします。
- 「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」という思想により、現世での悟りを目指す。
🔍 龍王堂では、真言宗の教義に沿った大日如来=毘盧遮那如来の仏像も取り扱っています。
華厳宗における毘盧遮那如来
特徴と位置づけ
華厳宗は『華厳経』を根本経典とし、毘盧遮那如来を「宇宙全体に遍満する仏」として本尊に据えます。
教義との関係
- 「一即多・多即一」の思想が有名。すべてのものが相互に関係し合う世界観を持つ。
- 仏の世界「蓮華蔵世界(れんげぞうせかい)」の中心に毘盧遮那如来がいるとされる。
東大寺の大仏(盧舎那仏)は、この華厳宗の教義に基づいて建立されたものです。
天台宗における毘盧遮那如来(+複数本尊)
特徴と位置づけ
天台宗では、法華経を中心としながらも密教要素を含むため、阿弥陀如来・釈迦如来とともに、毘盧遮那如来も重要視されます。
教義との関係
- 「顕教と密教の融合」が特色で、密教修法(台密)では胎蔵界・金剛界曼荼羅を使用。
- 「一念三千(いちねんさんぜん)」など、深い哲学的体系を持つ。
天台宗で祀られる毘盧遮那如来は、密教的な意味と宇宙的な象徴の両面を併せ持つ存在です。
仏像選びのポイント:宗派ごとのエッセンスを反映する造形
選ぶ仏像のデザインや雰囲気には、宗派ごとの特色が自然と反映されます。
| 宗派 | 仏像の傾向 |
|---|---|
| 真言宗 | 宝冠や荘厳な装飾、大日如来の姿 |
| 華厳宗 | シンプルな袈裟、坐像中心、慈悲深い表情 |
| 天台宗 | どちらの要素も併せ持ち、バランス型の造形 |
信仰している宗派に合わせて仏像を選ぶのも良いですし、
「ご自身の願いに合った姿」を感じ取って選ぶのも素晴らしい方法です。
🌿 龍王堂では、各宗派の教義を踏まえた仏像を取り揃えております。
特に毘盧遮那如来に関しては、坐像・立像・東大寺大仏風・密教仕様など幅広くご用意。
よくある質問
宗派が決まっていないけど仏像を迎えてもいい?
もちろん問題ありません。仏像は“心のよりどころ”であり、宗派にこだわる必要はありません。ご自身の直感や惹かれた仏を信頼して大丈夫です。
複数の仏像を並べてもいいの?
はい、可能です。ただし、「中心となる仏(本尊)」を決めて、他の仏像はその補佐的存在として配置するのが良いとされています。
まとめ|教義が異なっても“中心”は一つ
毘盧遮那如来は、宗派ごとに呼び方やアプローチが異なるものの、
その本質は「宇宙の中心・真理を象徴する仏」であり、
すべての仏教的価値観の根幹を支える存在です。
仏像を通じて、それぞれの宗派の智慧と慈悲に触れてみませんか?
🛕 龍王堂では、仏像を通じた“信仰と生活の橋渡し”をお手伝いしております。
お気に入りの一尊と出会えるよう、専門的なサポートも可能です。
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