薬師如来の本名とは?薬師と呼ばれる理由と正式名と由来を徹底解説

薬師如来の本名は何かご存じですか?本記事では、薬師如来の正式な名前(本名)とその由来、意味、仏教における位置づけを詳しく解説します。なぜ「薬師」と呼ばれるのか、本名の背景にある仏教的な意義を紐解きます。
目次
薬師如来の本名とは?

薬師如来の正式名称
薬師如来の本名は 「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」 です。これは、仏教の経典である『薬師経』に記されている正式な名称であり、単に「薬師如来」と呼ばれることが多いものの、仏教的な意味をより深く理解するには本名を知ることが重要です。
本名のサンスクリット語表記と意味
薬師如来のサンスクリット語での正式名は 「Bhaiṣajyaguru Vaidūryaprabha」(バイシャジャグル・ヴァイドゥーリヤプラバ)です。
- Bhaiṣajya(バイシャジャ) = 「薬」「治療」
- Guru(グル) = 「師」「導師」
- Vaidūrya(ヴァイドゥーリヤ) = 「瑠璃(ラピスラズリ)」
- Prabha(プラバ) = 「光」
これを直訳すると 「薬の導師であり、瑠璃の光を持つ者」 という意味になり、仏教における薬師如来の役割を端的に示しています。
薬師如来の本名の由来と意義

「薬師」という名前の由来
「薬師」という名前は、仏教における「病を治し、人々を救う仏」という役割からきています。特に、薬師如来は 「現世利益」 を重視する仏として信仰され、肉体的な病だけでなく、精神的な苦しみも癒す存在とされています。
また、薬師如来の本名である「瑠璃光如来」の「瑠璃光」とは、瑠璃(ラピスラズリ)のように透き通った清らかな光 を放つことを示しており、煩悩を浄化し、人々を迷いから救済する力を象徴しています。
大乗仏教における薬師如来の役割
薬師如来は、大乗仏教において 「東方浄瑠璃世界の教主」 とされています。これは、西方極楽浄土の阿弥陀如来と対になる概念であり、東の世界に住む衆生を救済する仏と考えられています。
特に中国・日本においては、「病を治す仏」として信仰され、医療や健康祈願の対象となってきました。日本各地に「薬師寺」や「薬師堂」が多く存在するのは、この信仰が広く浸透している証拠です。
薬師如来の本名と『薬師経』

『薬師経』に記される正式名称
薬師如来の正式名称は『薬師瑠璃光如来本願功徳経(やくしるりこうにょらいほんがんくどくきょう)』、通称『薬師経』の中で説かれています。この経典では、薬師如来が 十二の大願(誓い) を立て、すべての生きとし生ける者の苦しみを取り除くことを誓ったとされています。
経典の中での薬師如来の誓願
特に、『薬師経』には薬師如来の本名が説かれると同時に、次のような誓願が述べられています。
- すべての衆生が仏道を成就できるように導く
- すべての病気を癒し、苦しみを取り除く
- 人々が貧困から脱し、豊かになるように導く
- 迷いや悪行を断ち切る機会を与える
このように、薬師如来は 「現世の苦しみを解消し、人々を救済する」 ことに特化した仏であり、これが名前にも反映されているのです。
日本における薬師如来の呼び名

日本仏教での呼称の変遷
日本において薬師如来は、時代によってさまざまな呼び名で親しまれてきました。
- 奈良時代:『薬師経』が伝来し、「薬師瑠璃光如来」として信仰される
- 平安時代:密教の影響を受け、「薬師仏」や「薬師如来」と簡略化される
- 鎌倉時代以降:庶民の信仰の中で「お薬師さま」と呼ばれるようになる
このように、薬師如来は 正式名称のままではなく、時代や文化に合わせて親しみやすい名前に変化してきた のです。
各宗派における薬師如来の名称の違い
- 天台宗・真言宗:薬師瑠璃光如来として信仰
- 浄土宗・浄土真宗:阿弥陀如来信仰が中心のため、薬師如来の信仰は比較的少ない
- 禅宗(臨済宗・曹洞宗):坐禅の実践が主となるため、薬師如来への信仰は限定的
このように、宗派によって薬師如来の信仰のされ方には違いがあります。
まとめ
- 薬師如来の本名は「薬師瑠璃光如来」 であり、正式名称には「瑠璃光(清らかな光)」の意味が込められている。
- サンスクリット語では「Bhaiṣajyaguru Vaidūryaprabha」と記され、「薬の導師であり瑠璃の光を持つ者」という意味を持つ。
- 『薬師経』では、薬師如来の本名とともに、十二の大願が説かれている。
- 日本では「お薬師さま」として庶民にも親しまれ、医療や健康祈願の対象となってきた。
薬師如来の本名を正しく理解することで、その信仰の深さや仏教における重要性がより明確になります。ぜひ、この知識をもとに薬師如来についてさらに深く学んでみてください。
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