鬼子母神はなぜ「怖い」と言われるのか?|恐怖の女神から慈愛の母神へ

鬼子母神という名前を聞いて、「ちょっと怖そう…」と思ったことはありませんか?その印象は、実は彼女の出自に深く関係しています。
本記事では、鬼子母神が“恐れられた存在”から“守られるべき存在”へと変化した理由と、仏教的な背景に込められた深いメッセージをやさしく紐解いていきます。
目次
「怖い」とされる理由|過去の姿は“子を喰らう鬼女”
鬼子母神は元々、インド神話由来の鬼神の一種で、千人の子どもを持つ母でもありました。彼女は自らの子どもを育てるために、他人の子どもをさらい、食べていたとされています。
この恐ろしい伝承が、現在でも「鬼子母神=怖い存在」というイメージにつながっているのです。
人間の母親たちは、鬼子母神の行いに苦しみ、仏に救いを求めました。
仏の慈悲により変化した存在|鬼から母神への変容

子を喰らう存在であった鬼子母神ですが、お釈迦様によってその人生が大きく転換します。
お釈迦様は、鬼子母神が最も愛する末子「賓荼羅(びんだら)」を隠し、その悲しみを味わわせました。
初めて子を失った痛みを知った鬼子母神は悔い改め、仏教に帰依。以後は「子どもを守る母神」として人々に信仰される存在に変わったのです。
この変化は、恐怖を知り、慈悲を学んだ“人間的な成長”の象徴ともいえるでしょう。
恐怖と慈愛の両面を持つ神|“怖さ”に宿る深い慈悲

鬼子母神は、その過去から“怖さ”と“慈しみ”の両方を持ち合わせた存在です。
仏教では「忿怒尊(ふんぬそん)」と呼ばれる怒りの表情をもつ神々も多く存在し、それは「悪を断ち切る力」の象徴でもあります。
つまり、鬼子母神の“怖さ”は、「子を守るための強さ」「悪からの断絶」を象徴しており、ただの恐怖ではなく“母の力”の表れでもあるのです。
スピリチュアル的視点|怖い顔の神はあなたを守る存在

スピリチュアルな世界でも、鬼子母神のような“怖い”とされる神は、「魔を祓い、善を守る存在」として特別な力を持ちます。
彼女が持つ怒りの表情や鬼の姿は、ただの恐怖ではなく、**あなたや家族を守るための“防御の象徴”**なのです。
特に、子どもや家庭を脅かすネガティブな気や災厄に対して、強力に働く守護神としての信仰が根づいています。
よくある質問|怖い鬼子母神を自宅に祀っても大丈夫?
Q. 鬼子母神像を自宅に置くと怖がられませんか?
A. 見た目に怖さを感じるかもしれませんが、鬼子母神は「強く優しい母神」です。特に子どもを守りたい方、家庭の安寧を願う方におすすめです。
Q. 怖い神様って縁起が悪いのでは?
A. いいえ、逆です。忿怒尊のような“怖い顔の神”は、厄を祓い、悪意から守る存在として縁起の良い神とされています。
龍王堂のご紹介|恐怖と慈愛を併せ持つ鬼子母神像も
鬼子母神像には、慈愛に満ちた優しい姿のものもあれば、怒りの表情で魔を祓う姿のものもあります。
仏教・スピリチュアル専門店「龍王堂」では、それぞれの役割にふさわしい鬼子母神像をご紹介しています。
日常の守護や開運の祈願として、あなたに合った一体をぜひお選びください。
龍王堂からのメッセージと卸のご案内
「怖さ」の中にある優しさ。「怒り」の中に宿る慈しみ。
鬼子母神の姿は、現代を生きる私たちにとって大きな励ましとなります。
龍王堂では、こうした“守護の仏”を通して、日々の安心と成長を支える存在でありたいと願っています。
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